昼顔主婦の転落

2019年1月。離婚しました。35歳、小学生の男の子♂が2人います。こうなるまでの赤裸々な出来事、お金事情、現在を書いていきたいと思います。

転落⑥

「ナツミはどうしたい?」

の質問に、

「ものすごく後悔している。立場をわかっていなかった。本当に軽率だった。

これから心を入れ替える!

許してくれるなら、けんちゃん(旦那)と子供たちとずっと暮らしたい」

と言った。

蚊の鳴くようなか細い声だった。

本当に反省していた。

たった1回のことがこんなおおごとになるなんて想像していなかった。

 

すると旦那は、

「今回、そうでも言わないと反省しないかと思ったからそう言ったけど、

これから俺もどうなるかわからないけど信じたいし、やっぱりまだ愛情はあるし、

なっちゃんの両親には言わないでおくよ。ただ、浮気相手にも連絡とってほしくないから俺から電話する。電話番号はもう控えたから。」

 

武田さんに迷惑がかかるのは嫌だったけど、武田さんの家族を壊そうとまではしていないことにほっとした。

そして、両親にも言わないって言われたことに対しても、心の底からほっとした。

 

 

しかし・・・

その数時間後、旦那がもう報告したという、九州に住んでいるおばさんから私に電話がかかってきた。

なっちゃん。何があったん?悪いけど、なっちゃんのご両親に電話で報告させてもらったよ」

は?終わった・・・

 

「ご両親、とっても驚いていてね、まさかうちの娘に限って・・・

って何度も言ってたよ。

それからお母さんは泣きながら謝られていて、

けんちゃんにも謝りたいって言っていた。

そりゃあ信じられないよね。

でもねなっちゃん、あなたはそれぐらいのことをしてしまったんだよ。

2人のかわいい子供たちがいるのに、一線を越えるとき、子供たちの顔がよぎらなかった?

だとしたら、自覚が足りないんだと思うよ。あなたは母親なんだから。」

それから、こんこんと説教された。

 

正論だ。その通りだ。

ただ、それまでにたった1回、結婚式でしか会ったことのない、ほとんど何も知らないおばさんに、なんでそこまで言われなきゃいけないんだろうと心の中で思って、怒りがこみ上げた瞬間だった。

 

 

つづく。